読書部屋

読書が好きな23歳IT企業社員です。読んだ本のレビューをかいていきます。

【読書日記5日目】【勉強】文章力は一生戦える武器になる!「20歳の自分に受けさせたい文章講義」

今回紹介する本は、こちらになります。

20歳の自分に受けさせたい文章講義』古賀史健 

 

本の内容

『目次』 はじめに
ガイダンス その気持ちを「翻訳」しよう
第1講 文章は「リズム」できまる
第2講 構成は「目」で考える
第3講 読者の「椅子」に座る
第4講 原稿に「ハサミ」を入れる

発売日 2012年1月
280ページ
924円
この本で解決できる悩み ・会話する時は問題ないけど、文章にしようとするとうまく書けない
・読みやすい文章を書きたい

f:id:nanana_777_ganbaru:20210321210943j:plain


ということで、本書の一部の内容をご紹介します。

(自分なりの解釈を入れていたりするので少し違うところもあるかもしれません)

 

話せるのに書けないのはなぜか

 

なぜ、会話するときは問題ないのに文章にしようとした途端に描けなくなるのか。

 

それは、会話するときは許される「曖昧さ」が文章では許されないからです。

 

誰かと会話をする時は、

顔の表情や身体の動きで身振り手振りで説明したり

感情を言葉に乗せて相手に伝えることができます。

 

しかし文章を書くときは、それらの行為を行うことができず、

文字だけで相手に伝えなければいけません。

 

つまり、「話すこと」と「書くこと」は全く別の行為ということを前提として理解する必要があります。

 

 

本書は、曖昧さをどうやって文章に落とし込むのかを4つの講義形式で解説されている

書くのではなく”翻訳”する

文章を書くうえで起きる問題は、ほとんとの場合以下の2点になります。

 

 
①文章を書こうとすると、固まってしまう
②自分の気持ちをうまく文章にすることができない

 

文章を書く前に起きる、「書けない」

 

書き出したけど「うまく書けない」  

 

 

これら2つの問題はどうすれば解決できるのでしょうか。

 

本書では「書こうとするから書けないのだ」と本書には記載されています。

 

なぜ、書こうとしてはいけないのか、

それは、あなたが頭の中で考えているものが”曖昧なもの”だからです。

色や音、映像に感情。

頭の中で考えていることは文字であるとは限りません。

文字ではないものを文字として書こうとするから書けないのです。

 

では、どうするべきか。

書くのではなく翻訳する

 

 

なぜ翻訳しなければいけないのか

あなたは、なぜ文章を書きたいと思いますか?

誰かに、何かを伝えたいからですよね。

 

そのときに必要なのは、「伝わる言葉(文章)で説明する」ことです。

 

自分だけが知っていることを、感情の赴くままに書いたのでは、誰にも伝わりません。

 

だからこそ、誰にでも伝わるように翻訳をする必要があります。

 

 

自分の言葉に翻訳する

急に翻訳をしろ!と言われてもよくわかりませんよね。

 

当然まずは、練習が必要になります。

最初は「聞いた話を”自分の言葉”で誰かに話す」ことです。

この行為をすることによって、以下の効果を得ることができます。

 

 

ポイント ①再構築:言葉にするプロセスで話の内容を再構築する
②再発見:語り手の真意を「こういうことだったのか!」と再発見する
③再認識:自分がどこに反応し、なにを面白いと思ったのか再認識する

 

要するに

①自分の言葉にすることで、なんとなく理解した気になっている内容をまとめ直し理解を深めることができる。

 

②聞いていた時には理解できなかった内容も、自分で考え直すことで理解できるようになる。こともある。

 

③話す内容が同じでも、どこに話のピントを合わせるかで話の面白さが変わる。自分は話の中でどこを伝えたいと思ったかを理解する。

 

必要なことを、わかりやすく、面白く、自分の言葉で説明できるように頑張りましょう。

 

文章は「リズム」で決まる

読みやすい文章は「リズム」で決まります。

 

一般的に文章のリズムとは「センテンスの切り方」「句読点の打ち方」「改行のタイミング」と言われています。

 

しかし、本書ではそれらは文章のリズムの本質ではないと断言されています。

 

本書ではどのように記載されているかというと以下のように書かれています。

 

文章の読みやすさというのは、感覚的なものではなく、論理的なものである

 

論理的でない文章は、内容が支離滅裂になり、読者に伝えたい内容が伝わらなくなってしまいます。

 

では、論理展開をする際、何に気をつけるべきか?

接続詞」です。

 

以下は本書から抜粋した文章の悪い例になります。

 

企業のリストラが進み、日本の終身雇用制度は崩壊した。能力主義の浸透は、若手にとっては大きなチャンスでもある。若い世代の前途は明るい。学生たちは自信を持って就職活動に励んでほしい。

 

言いたいことはわからなくもないですが、なんとなく違和感がありますよね。

 

 

それではどこがおかしいのかということに注目してみたいと思います。

結論から言うとこの文には「接続詞」がありません。

 

この文章で伝えたいことは「終身雇用制度の崩壊」と「能力主義の浸透」になります。

それぞれ単体の文章として読めば違和感はありませんが、

この2つの文章は接続詞で繋ぐことができません。

「しかし」「つまり」など、何を用いてもしっくりこないはずです。

 

どうやっても「接続詞」で繋げることができないこの文章は、まったく別の話をしている。ということになります。

 

このように文章を書く際に「接続詞」を用いて文章を繋げることができるかを見ることでおかしな文章になっていないか。

チグハグなことを書いていないか、と言うことを確認することができます。

 

 

 

視覚的リズムを整える

文章を書くときに、「書き上げたものを音読しなさい」と言われたことはないでしょうか?

 

確かに、音読する中で気づく間違いもあるかもしれませんが、

「読者は文章を『』で読んでいる」という事実を忘れてはいけません。

本を読むとき、メールを読むとき、新聞を読むとき、耳を使って読むわけではなく”眼”で読んでいます。

 

つまり、何が言いたいかと言うと

音読をして聴覚的にリズムを確認する前に「視覚的リズム」を考えなければいけないと言うことです。

 

視覚的リズムとは何か

「視覚的リズム」とは、文字や句読点が並んだ時の見た目の気持ちよさのことです。

 

具体的にいうと視覚的リズムの良さは以下の3つの点から生まれます。

ポイント ①句読点の打ち方
②改行のタイミング
③漢字とひらがなのバランス

①句読点は「一行に1つ」

一般的書籍は一行38から41文字で構成されていますが、

本書では、この41字と言う文字数でも多いと書かれています。

 

41字と言う文字数は、俳句でたとえた場合、俳句が2つも入ってしまいます。

確かにそう考えると情報量として多すぎますね。

 

情報量が多い文章を、句読点がない状態で読むのには限界があります。

 

と言うことで、句読点は一行に一つは入れましょうにつながります。

 

文章の構成上どうしても不可能な場合は、「」(カギカッコ)を使うことで「視覚的圧迫感」を解消することができます。

 

 

②改行のタイミングは早くていい

誰でもページが真っ黒に埋め尽くされた企画書なんて読みたくないと思います。

パッと見た瞬間に嫌気がさしますよね。

 

普段、人が文章と向き合うとき、「読む」前に「見る」をします。

文章全体を見てから一行目に目を移して、読み始めます。

 

つまり、読まれやすい文章を作るにはまず、内容の前に「見た目」にも気を配らなければいけません。

犬猿されがちな文字壁を作らないようにするため、五行に1度は改行を入れましょう。

 

 

③漢字とひらがなのバランスを考える

視覚的なリズムを邪魔するものは「圧迫感」です。

 

スマホやPCを使って文章を書くときは、

自動で文字を変換してくれるので漢字を使いがちになってしまいます。

賢く見えますからね。

 

しかし、漢字だけで文章を作ってしまうと、見た目の圧迫感が強く読者は読む気が失せてしまいます。

漢字をあえて使わずに文章を作ることで「視覚的」に気持ち良い文章になります。

 

 

 

まとめ

 

 

まとめ 書くのではなく翻訳する
・自分の言葉に翻訳する
文章はリズムで決まる
・視覚的リズムを整える

と言うことで今回は「20歳の自分に受けさせたい文章講義」の内容の一部を紹介させていただきました。

 

読み終えての感想ですが、

今までの文章論を叩き折られた気がしました。

この本は、間違いなく良書といえます。

 

20歳の自分に受けさせたいと言うタイトルになっていますが、

メールのやりとりが多いビジネスマンのかたなど幅広い世代の方が読んでも十分に満足できる内容かと思いますので、興味が沸いた方はぜひ一度読んでみてください。